日本の化粧瓶

日本の化粧瓶

日本の化粧瓶 [ 化粧品容器のルーツ(ガラスとプラスチック〜容器の歴史) ]

h_8.gif
h_10.gif 日本で最初に瓶の作られた江戸時代、ガラス瓶入り化粧水が登場した。我が国の化粧瓶のルーツである。「江戸の水」という化粧水が文化7年(1810)式亭三馬の店で売り出された。彼は薬店を経営しており戯作者でもあった。

文政7年(1824)「江戸買物独案内」には「おしろいのよくのるおかほのくすり 江戸の水 箱入びぃどろ詰 にきび御かほのできもの一切によくいろを白くしきめをこまやかにす」という広告がのっている。


 明治に入って西洋の化粧品が入ってくるようになると、模倣から始まって国内でも洋風の化粧水やクリーム類が作られるようになった。明治30年頃には、これらの化粧品類が一般に使われだすのに伴って、容れものとしての化粧用ガラス瓶が市場にでてきた。

日本製の本格的な香水瓶がつくられたのは、大正に入ってからのことである。

1ページ戻る
ページTOPに戻る